税理士法人TOTAL資産税本部では
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9月20日に、2016年の基準地価が国土交通省より発表されました。
今日の日経一面でも報道されましたが、商業地は9年ぶりに上昇、住宅地もマイナス幅が減少し、
昨年より引き続き回復傾向にあるようです。
(そうなのか~、となぜか実感がわかないところはありますが・・・)
7月1日のコラムでも書きましたが、資産税の仕事をしていると、地価のニュースは非常に重要です。
お客様からのご相談が多い「土地の評価・価格」に直接的に関わってくるためです。
そもそも、土地の評価は、「一物四価」といわれ、幾つか(主に4つ)の指標となる価格があります。
幾つかあるだけに、少しわかりづらいところもあります。
・ 国土交通省が調査主体の、全国の標準地の土地の価格
・ その年の1月1日時点の土地の価格
国土交通省の標準地・基準地検索システムで検索することができます。
・ 国税庁から発表されるその路線に面する土地の㎡あたりの価格
・ その年の1月1日時点の土地の価格
その年に発生した相続税を計算するために使われる価格で、
公示地価の8割程度の価格となっています。
路線価は、国税庁の路線価図で検索することができます。
・ 市区町村から3年に1度発表(固定資産税が3年に1度変わるのはこのためです)
・ 価格調査基準日は1月1日
固定資産税を算出するために使われる価格で、
公示地価の7割程度の価格となっています。
なお、これらの地価を一括で検索できるシステムがあり、
”ざっと、当該地域の地価を横並びでみたい” といったときに大変重宝します。
以上、土地の価格についてでした。