2016.07.02路線価発表 : 今日は何の日?
7月1日。
相続に関する仕事をしている人間にとって、この日は少し特別な日です。
なぜなら、国税庁から、その年の「路線価」が発表になる日だから。
土地の価格として、この「路線価」以外にも、「公示価格」「基準価格」「固定資産税評価額」など
いくつかありますが、相続税を計算するにあたって使用するのが、この「路線価」です。
相続税は、ご相続された財産の評価額を基に計算されます。
ご相続された財産の評価額が高いほど、当然相続税も高くなります。
そして、ご相続財産の評価額の多くを占めることになりがちなのが、土地。
その土地の評価額は、多くは、この「路線価」を基に計算されるため、
路線価が上がれば上がるほど、ご相続財産の評価額は上がることになります。
ご資産の評価額が上がるのはけっして悪いことではありませんが、
相続税の観点から考えると、、、どうでしょうか。。。
”昨年、相続税を試算したお客様の土地の路線価はどうなったかな・・・?”
7月1日。
相続に関する仕事をしている人間として、こんなことを考えます。
TOTAL資産税本部では、お客様の相続税対策のご相談を受けることが多く、
この路線価を基に土地を評価し、相続税を試算し、対策をご提案します。
路線価は、毎年更新され、その年の相続税の計算は、その年の路線価を使って計算しますので、
路線価が変わることで過去にご相談にのったお客様の土地の評価額が変わる(≒上がる)ことも。
例えば、TOTAL資産税本部のある、新宿三丁目の昨年の路線価。
昨年平成27年は、㎡あたり、3,220千円(・・・高い。)
そして、今年平成28年は、、、
㎡あたり、3,340千円(・・・。)3.7%上昇しました。高い高い。
(TOTALは、お客様の利便性を考え、エキチカの事務所にこだわっています)
TOTALで、昨年試算させて頂いたお客様方の土地も確認してみましたが、
都内の土地は上昇されているところが多かったですね。ほぼ数%単位で。。。
広い土地をお持ちのお客様では、この路線価が変わることで、数百万単位で評価額が変わってきます。
土地をお持ちの方で、まだ相続税の試算をされていないお客様は、
まずは財産の評価・相続税の試算からはじめてみられるとよいと思います。
ちなみに、首都圏だけでなく、全国でみても、
”全国平均で前年比0.2%のプラスとなり、リーマン・ショック前の08年以来、8年ぶりに上昇”
したようです(日経新聞など各紙報道)。
都道府県別にみると、14都道府県で上昇、33県は下落。
首都圏にいると全体的に上がっているようなイメージを受けますが、
まだ下落している県も多いんですね。下げ幅は縮小しているようですが。
来年以後もこの傾向が続くかどうかわかりませんが、
もし同様に上昇傾向が続けば、ご相続財産の評価額が上がることとなります。
土地をお持ちのお客様、相続税が気になるお客様は、早めの対策を検討されてもよいかもしれません。
税理士法人TOTAL資産税本部では
秋葉原、新宿、船橋、大宮、横浜他、便利な10拠点にて相続税申告・贈与のご相談を
承っております。
お困りのことがございましたら、お気軽にご連絡ください。